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2013年2月15日

2013年6月期第2四半期決算に寄せて(代表取締役からのメッセージ)

その他

投資家の皆様へ

当社の2013年6月期第2四半期決算を振り返り、その概況について投資家の皆様へご報告させて頂きます。

まず、第2四半期の業績ハイライトとしましては、売上高11,211 百万円(前期比+3302百万円、+41.8%、当初公表値:10,100百万円)、営業利益543 百万円(前期比+229百万円、+73.3%、当初公表値:100百万円)となりました。
これは、主として、ビッグデータ市場の拡大を背景としたコンピュータプラットフォーム事業におけるプロダクトサービス(米EMC社製スケールアウトNASの「ISILONシリーズ」)が好調であったことと、株式会社ブランチ・アウト(以下、ブラントアウト)を連結子会社化したことに伴い、大幅な増収増益となりました。
また、当社は将来の事業展開に必要な内部留保を確保しながらも、業績および財政状態を総合的に勘案した上で、株主様への還元の施策として初めて中間配当として1株あたり250円(当初予想:0円)を出させて頂くことと致しました。引き続き、期末配当としては1株あたり500円(当初予想:500円)を実施する予定ですので、年間配当金額は750円(当初予想:500円)となる予定です。

次に、事業セグメントにおけるサービス内容別の概要では、前年同期と比較しますと以下の3点に集約することができます。

  • 1 コンピュータプラットフォーム事業におけるコロケーションサービス(インターネットサービス事業者向けの場所貸し)事業につきましては、西梅田サイトの稼働率向上等に伴い、54百万円の売上増となりました。
  • 2 プロダクトサービスにつきましては、米EMC社製スケールアウトNASの「ISILONシリーズ」(ビッグデータ向けストレージ)を主とする販売の好調により、147百万円の売上増となりました。
  • 3 ファッションビジネスプラットフォーム事業につきましては、ECシステム構築支援・運用サービス、TVショッピング支援、ファッションホールセール(新設)の合計で3,157百万円の売上増となりました。その増収分の内訳は、EC:1,009百万円、TV:22百万円、ファッションホールセール:2,125百万円となっております。

最後に、第2四半期におけるトピックスとしましては、以下の4点をあげることができます。

  • 1 ビッグデータビジネスの機運に応えるべくビッグデータビジネス・コンソーシアムを設立致しました。
    (これは、産・官・学が連携して新産業を創出することを目的としております。)
  • 2 子会社の株式会社ビービ―エフがブランチ・アウトを子会社化したことで、ブラントアウトが新たな連結対象となりました。
    (今期途中での連結子会社化のため、今期は3四半期分を取り込む予定で、第2四半期におきましては1四半期分を合算した数値となっております。)
  • 3 米国ハワイ州のデータセンター事業者であるDR Fortress社と戦略的事業提携契約を締結いたしました。
    (海外事業展開の第一弾として位置づけております。)
  • 4 京都大学と衛星情報ビッグデータ活用等に関する共同研究契約を締結致しました。
    (ビッグデータ解析技術の確立を目的とした第1弾として位置づけております。)

以上に述べましたように、第2四半期を終えた時点で、2013年6月期の通期業績予想を上回るペースで来ておりますが、下半期におきましては、データセンター事業特有の設備償却等が発生する可能性もありますので、通期業績予想は据え置かせて頂いております。平成25年2月15日

代表取締役会長兼社長CEO 藤原 洋