トップメッセージ
株主・投資家の皆様へ
新年のご挨拶を申し上げます。
私は、2012年4月9日より株式会社ブロードバンドタワーの代表取締役会長兼社長CEOに就任し、当社を主体として、現在進行中の「デジタル情報革命」を更に推進し、次なる「環境エネルギー革命」と「人工知能革命」への橋渡しを行うべく尽力させて頂いております。
振り返りますと、1996年に株式会社インターネット総合研究所(IRI)を創業し、約3年後の1999年にIRIは東証マザーズ第1号として上場し、その直後の2000年2月に、IRIと米アジアグローバルクロッシング社との合弁会社として設立したのが当社の前身であるグローバルセンタージャパン社でした。同社におけるIRIの出資比率を引き上げて2002年4月、株式会社ブロードバンドタワー(当社)に社名を変更し、当時の社長は大和田廣樹氏で、私は会長としてのスタートでした。その後、日本最大のポータルサイトやネット証券等のインターネット・サービス企業のWebサーバの運用受託事業を中心に、成長軌道に乗り2005年8月に大証ヘラクレス(現ジャスダック)に上場することができました。そして同年10月に子会社株式会社ビービーエフを設立して、昨年で9年が経過し、同社が一昨年(2013年)ファッション企画・製造会社である株式会社ブランチ・アウトを100%子会社化したことで、当社の連結売上高は今期(2015年)6月期には、290億円(前期267億円)を超える見通しとなりました。この新たなる成長期としての第2創業期におきましても、新たな展開に入る年が本年であると考えております。その布石として昨年末、当社ファウンダーの大和田廣樹取締役が副会長(B2Cビジネス担当)として復帰いたしました。
一方、インターネットの世界に目を向けますと、2010年にインターネット接続ユーザー数に関して、モノが人を上回り、昨年は、モノのインターネット接続は、約25億人の約4倍の約100億点接続に達したと推定されています。そして東京オリンピック/パラリンピックが開催される2020年には、約500億点接続になるものと予測されています。このような新たなインターネットの世界をIoT(the Internet of Things)と呼んでいますが、昨年12月11日に当社が主催者として加わったIoTベンチャーカンファレンスには、日米を代表するIoTベンチャー企業家が登壇し、約400名の熱心な受講者の方々にご参加頂き、熱気溢れるカンファレンスとなりました。
新しい年を迎え、当社が得意としてきたB2Bビジネスの世界に加え、B2Cビジネスを、世界でも日本が得意とするIoTを強力なツールとして、拓いていきたいと考えております。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
株式会社ブロードバンドタワー
代表取締役 会長兼社長 CEO