株式会社Jストリーム

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    情報・通信業

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    ストレージ

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株式会社Jストリームは、動画配信に関わる総合的なサービスとリッチコンテンツを活用したソリューションを提供しており、主にPCやモバイル端末向けの動画配信、リッチコンテンツ・動画の制作、コンテンツ保護ソリューション(DRM)、アクセス負荷分散のためのコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)サービスなどを手がけている。同社は、こうしたビジネスの中核となる動画配信および動画ライブラリシステム向けのストレージとして、EMCアイシロン スケールアウトNASを活用している。EMCアイシロン スケールアウトNASを採用した理由と効果について、同社の三井氏と和泉氏に話を伺った。

業界最高クラスの容量密度を誇るEMCアイシロン スケールアウトNAS
によってランニングコストを最小化を実現

ビジネスの中核となる動画配信および動画ライブラリシステム向けのストレージとして、EMCアイシロン スケールアウトNASを活用

Jストリームの会社概要・事業概要について教えてください。
株式会社Jストリームは、動画配信に関わる総合的なサービスとリッチコンテンツを活用したソリューションを提供している企業です。主にPCやモバイル端末向けの動画配信、リッチコンテンツ・動画の制作、コンテンツ保護ソリューション(DRM)、アクセス負荷分散のためのコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)サービスなどを手がけています。

EMCアイシロン スケールアウトNASを導入する前の課題と導入までの背景をお聞かせください。
EMCアイシロン スケールアウトNASを導入する以前は、従来からあるスケールアップ型アーキテクチャを採用した他社製ストレージ(NAS)を数世代にわたって採用してきました。しかし、論理ボリュームの最大サイズが小さいために、動画データを保管するのに複数のボリュームを組み合わせる必要があるなど、運用工数の増加が課題となってきました。

また、ストレージ自身の消費電力も新たな問題点として浮上していました。当社のサービス基盤は、充実したバックボーンネットワークを持つデータセンターに収容されていますが、データセンターではラックあたりの消費電力量に厳しい制約があります。従来のストレージでは、当社が必要とするディスク容量を確保するために、より多くのラックスペースを必要となるため、ランニングコストの増大を招いていました。

このような中で、顧客が保有する動画コンテンツの増加と高精細(High Definition)化、さらにはPCやスマートフォンなど、マルチデバイスでの活用がいっそう進み、データ量も急増の一途をたどっています。そこで同社は、増え続ける動画データの保管に最適なストレージへと移行することにしました。

いくつかの主要なNAS製品を比較・検討した結果、高いアクセス性能とスケーラビリティ、ストレージ本体の優れた可用性と堅牢なデータ保護機構、さらにはディスク容量あたりの消費電力が業界で最小クラスという理由から、EMCアイシロン スケールアウトNASを選択しました。

EMCアイシロン スケールアウトNASに着目していたのはいつ頃からでしょうか
EMCアイシロン スケールアウトNASは、日本法人が設立された2005年頃からすでに知っていました。当時は、主に機能面で当社の要件をすべて満たせていませんでしたが、新モデルが登場するたびに改良が進み、近年では当社のニーズに十分応えられるまでに完成度が高まっています。また、コンテンツ配信業界での豊富な実績にも着目し、今回当社でもEMCアイシロン スケールアウトNASの採用を決めました。

トラブル時の解決策と運用ノウハウが豊富なブロードバンドタワー

EMCアイシロン スケールアウトNASを取り扱う代理店の中で、BBタワーを選定した理由をお聞かせください
株式会社Jストリームは、動画配信に関わる総合的なサービスとリッチコンテンツを活用したソリューションを提供している企業です。主にPCやモバイル端末向けの動画配信、リッチコンテンツ・動画の制作、コンテンツ保護ソリューション(DRM)、アクセス負荷分散のためのコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)サービスなどを手がけています。

BBタワーを評価されたサポート力について具体的にお聞かせください
例えば、他の代理店では持っていない、技術関連のドキュメントやアイシロンの運用マニュアルなどが日本語にローカライズをされているなど、BBタワー独自のツールが揃っていたり、他の代理店に比べてコンテンツ配信業界における豊富な導入実績があるため万一のトラブル時に解決策の引き出しが多いことが、提案時から垣間見えたことがBBタワー経由で購入することの決め手となりました。 ハードウェアは、トラブルが起きることが前提として購入をしますので、導入実績が多い、イコール、様々なトラブル解決策や運用ノウハウを持っているというのは、一担当者として非常に心強い存在であると言えます。

EMCアイシロンスケールアウトNASの高いアクセス性能が動画ライブラリシステムで効果を発揮

EMCアイシロンスケールアウトNASをどのようなシステムでご利用されているのでしょうか
大量の動画データを保有する顧客向けに動画ライブラリシステムを構築しています。ここでは、Isilon IQ 12000x(ノードあたり12TB)が採用され、複数の顧客が同時に利用する動画配信システムでも、Isilon IQ 12000xが導入されています。 当社の動画系サービスは、動画コンテンツの配信に最適化されたコンテンツデリバリーネットワーク(以下、CDN)を活用しています。動画配信システムには、人気のコンテンツにアクセスが集中し、それ以外のコンテンツにはあまりアクセスがないという特性があります。このため、アクセス頻度の高いコンテンツをCDN内のキャッシュサーバに保管することで、ストレージへの直接的なアクセスを最小限に抑えることができます。 これに対し、特定の顧客が利用する動画ライブラリシステムでは、各コンテンツに対して均一的なアクセスが発生します。これにより、CDN内のキャッシュサーバが効果的に機能しづらく、ストレージへの直接的なアクセスが増える傾向にあります。EMCアイシロン スケールアウトNASは、このようなアクセス負荷の高い動画ライブラリシステムで特に大きな効果を発揮しています。

実際にご利用をなされて、どのようなメリットを感じられているのでしょうか。
EMCアイシロンスケールアウトNASのメリットは、スケールアウト型アーキテクチャによってストレージへのアクセスが各ノードに分散され、高いアクセス性能を実現できている点です。特にアクセス負荷の高い動画ライブラリシステムでは、このようなスケールアウト型アーキテクチャならではのメリットが生かされます。実際、従来型のストレージを組み合わせていた当時の動画系システムと比べて、再生ボタンをクリックしてから映像が実際に表示されるまでの待ち時間がさらに短縮されています。動画閲覧時のレスポンスが向上したことで、エンドユーザーはより視聴しやすくなったようです。

また、最新のEMCアイシロン スケールアウトNASとともに、例えばSmartPoolsのようなソフトウェアを組み合わせることで、シングルボリュームを維持しながら複数のストレージクラスタ間で自動階層化を行えます。新旧クラスタの混在が可能になることで、ストレージ基盤全体をさらに最適化できるでしょう。また、EMCアイシロン スケールアウトNAS同士の入れ替えであれば、SyncIQレプリケーション・ソフトウェアによってスピーディーにデータ移行を進められます。EMCアイシロンを採用し続けることは、当社にとって理にかなった選択なのです。

Isilon IQ NLシリーズの採用によってランニングコストを大きく削減

コスト面でのメリットはいかがでしょうか。
2010年秋には、新たな動画ライブラリシステム向けのストレージとして、EMCアイシロン スケールアウトNASをさらに追加しています。ここでは、2カ所のデータセンターにIsilon IQ 12000xを設置し、SyncIQレプリケーション・ソフトウェアによってクラスタ間でデータの複製を行っています。

2カ所のクラスタ間でデータを同期することにより、日本全国のさまざまな拠点からネットワーク的な距離が近いクラスタに対してアクセスできるようになり、多くの拠点で優れたレスポンスを維持できています。また、大規模災害にも耐えられる優れたデータ保護強度を確保でき、ディザスタリカバリー対策にも役立っています。

そして2011年9月、新たな動画配信システム向けのストレージとして、Isilon IQ 72NL(ノードあたり72TB)が導入されました。ここでは、あえて容量密度の高いIsilon IQ NLシリーズを採用することで、ラックあたりのディスク容量を最大化し、ランニングコストを徹底的に抑えるアプローチをとっています。

当社は既存クラスタ内のノードを増設するよりも、むしろクラスタを新規に構築する形を積極的にとっています。これは、最高の容量密度を持つ最新モデルを採用することで、ラックあたりのディスク容量を最大化でき、ランニングコストを最小限に抑えられるからです。

これまで採用をされてきたIsilon IQ Xシリーズでなく、Isilon IQ NLシリーズは新たに採用された理由をお聞かせください。
Isilon IQ NLシリーズなら、これまで採用してきたIsilon IQ Xシリーズよりも少ないノード数で、より大きなディスク容量を確保できます。将来的にさらなるパフォーマンスが要求されるようであれば、ノードの増設によってアクセス性能も簡単に高められます。このように、EMCアイシロン スケールアウトNASは、性能面でも容量面でも拡張する手立てが揃っており、システム管理者である私たちにとって安心感のあるストレージといえます。

今後の計画とブロードバンドタワーへの期待

今後のストレージ導入や、増設の方針についてお聞かせください。
Jストリームでは、動画保管用のストレージ基盤としてEMCアイシロン スケールアウトNASの導入範囲をさらに広げていくでしょう。例えば、動画ライブラリシステムのような大口顧客を対象とした個別案件を受託した場合には、Isilon IQ NLシリーズをはじめとする容量密度の高いモデルを新たに増設する予定です。また、現在稼働している動画系システムのストレージは3年ごとの更新を見込んでおり、現行のEMCアイシロン スケールアウトNASを次世代モデルへと移行するでしょう。

ブロードバンドタワーへ期待することは?
BBタワーのデータセンターも利用をしており、そちらの運用も含めて今まで当社の要望に応えていただき、サポートには満足をしています。今後もこのサポートレベルを維持しながら、よりよいサービスや製品を提供していただきたいですね。
企業名
株式会社Jストリーム
https://www.stream.co.jp/
設立
平成9年5月29日
所在地
東京都港区芝二丁目5-6 芝256スクエアビル6階
事業内容
(1)インターネットを利用した画像データ・音声データの提供サービス業 (2)インターネットを利用した会員情報管理、商取引、決済処理に関する業務の受託 (3)テレビ番組、音声・映像ソフト等のデジタルコンテンツ、出版物の企画・制作及び販売業 (4)コンピュータに関するハードウェア・ソフトウェアの開発・販売 (5)インターネットを利用した各種情報提供サービス業 (6)インターネットに関する技術指導・コンサルテーション (7)広告代理店業