キャロルシステム株式会社
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業種
インターネット関連
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課題・要望
AWSへのインフラ構築
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製品・サービス
クラウド
- クラウド
- WEBサイト、WEBメディアの企画、制作、運用
- AWS上での基盤構築、運用
企業サイトの企画、構築を事業の一つとしているキャロルシステムは、CMS「HeartCore」を用いたコーポレートサイトやECサイトなどの構築、運用を得意としている。「異なるシステムが使われていた100を超えるサイトをHeartCoreにまとめてリプレースする」というプロジェクトにおいて、インフラとしてAWSを選定。その際に、インフラ構築、運用のパートナーとしてキャロルシステムが選んだベンダーが、BBTowerだった。
ポイント
- 〇 とある企業グループが抱える、100以上のコーポレートサイトを、CMS「HeartCore」単体でリプレース
- 〇 CMSによるサイト構築、運用をキャロルシステムが担当、AWSでのインフラ構築をBBTowerという協力体制でプロジェクトを推進
- 〇 複数サイトの管理を得意とするHeartCoreにより、サイト管理を一元化。問い合わせ窓口、開発ベンダーなどを1本化でき、運用負荷を軽減
- 〇 BBTowerによる24時間365日体制の運用監視サービスで、安定したサイト運用が可能に
100を超えるコーポレートサイトをまとめて、パッケージ型CMSの「HeartCore」にリプレース。AWSでのインフラ構築、運用をBBTowerに委託し、CMSとインフラを同時並行で進め、効率よく開発。構築後の24/365の保守も可能に
VNE事業とIX事業を融合させ、快適で堅牢なインターネット環境を提供
キャロルシステム株式会社
システムインテグレーション事業部 セクションマネージャー
光谷 康佑 氏
システムインテグレーション事業部 セクションマネージャー
光谷 康佑 氏
企業のサイト構築・運用、業務システム開発、エンジニアリングサポートなど、企業のビジネスを支えるITを提供しているキャロルシステム。その取り組みとビジョンについて、システムインテグレーション事業部 セクションマネージャー 加藤大輔氏は「社会の中でITの役割が変化、拡大していくのに伴い、ITに求められる価値、そしてエンジニアの責任も高まっています。キャロルシステムは、お客様の『やりたい』というニーズに応えながら、ともに成長していく会社を目指しています」と説明する。
キャロルシステムが手掛ける事業の一つがWebサイト構築、運用だ。ハートコア社が開発したオールインワンパッケージ型CMS「HeartCore」を主に活用し、Webサイトの構築・運用、コンサルティングなどの事業を展開している。HeartCoreを扱ってすでに10年以上となり、これまでに100社を超える大規模Webサイトを構築してきた。
CMSとして国内シェアNo.1の実績を持つHeartCoreの魅力について、加藤氏は「複数のサイトを一元的に扱える管理機能」「24時間365日稼働し続ける安定性の高さ」「セキュリティ」の3点を挙げた。
システムインテグレーション事業部 セクションリーダーの佐藤海氏は、HeartCoreの特徴として「動的にページを生成する機能」を挙げた。HeartCoreは、管理しているページやファイルを静的にブラウザへ送るのではなく、動的に返答する。この機能により「高いSEO効果、集客力が期待できる」と佐藤氏は説明する。
キャロルシステムが手掛ける事業の一つがWebサイト構築、運用だ。ハートコア社が開発したオールインワンパッケージ型CMS「HeartCore」を主に活用し、Webサイトの構築・運用、コンサルティングなどの事業を展開している。HeartCoreを扱ってすでに10年以上となり、これまでに100社を超える大規模Webサイトを構築してきた。
CMSとして国内シェアNo.1の実績を持つHeartCoreの魅力について、加藤氏は「複数のサイトを一元的に扱える管理機能」「24時間365日稼働し続ける安定性の高さ」「セキュリティ」の3点を挙げた。
システムインテグレーション事業部 セクションリーダーの佐藤海氏は、HeartCoreの特徴として「動的にページを生成する機能」を挙げた。HeartCoreは、管理しているページやファイルを静的にブラウザへ送るのではなく、動的に返答する。この機能により「高いSEO効果、集客力が期待できる」と佐藤氏は説明する。
AWSの構築をBBTowerに委託。分業体制で開発もスピーディーに
キャロルシステム株式会社
システムインテグレーション事業部 セクションリーダー
佐藤 海 氏
システムインテグレーション事業部 セクションリーダー
佐藤 海 氏
2020年ごろ、とある不動産業界の企業グループのWebサイトをHeartCoreにリプレースするというプロジェクトが始まった。クライアントは、100を超えるコーポレートサイトを運用管理しており、「一つにまとめて効率よく管理、運用していきたい」という目的を持っていた。キャロルシステムは、その目的にはHeartCoreが最適と提案し、受注に至ったのである。そして、インフラとしてAmazon Web Services(AWS)を選定し、AWSへの知見を持ったBBTowerに協力を求めた。
AWSの選定理由を加藤氏は、「AWSは、柔軟性、可用性に富んでいるのが利点です。あとから構成を変えたり、増やしたり減らしたりすることも可能です。今回のように、たくさんのサイトをリプレースしたり、増やしていくようなプロジェクトにはAWSは最適と考えました」と語る。
パートナーとしてキャロルシステムブロードバンドタワーを選んだ理由として、システムインテグレーション事業部 セクションリーダーの光谷康佑氏は、「サイト数が膨大なため、構築作業に手間と時間がかかることが予想されました。キャロルシステムとしてはHeartCoreでのサイト構築作業に集中したいので、AWSに関してはインフラ構築から運用、監視までお任せできるベンダーと組んで、案件を進めたいと考えたのです」と説明する。
両社の協力体制について、システムインテグレーション事業部 メンバーの福島雄太氏は、「BBTowerが用意してくれたヒアリングシートに必要な項目を記入して渡すだけで、用途、目的にあったインフラをスムーズに構築してくれました」と語る。 もし自社だけでインフラの設計、構築を手掛けていたとしたら、一つのサイトを作るたびに、「AWSでのインフラ構築を終え次第、サイト構築に移る」という形で、膨大な数のサイトを順番に処理していくことになっていただろう。
そこを「BBTowerがインフラを構築したら、すぐにキャロルシステムがサイト構築に移る」というサイクルで、インフラとHeartCoreの工程をうまく引き継ぎながら、並行して進める形でスケジュールを立てたことで、無駄な時間を発生させず、スピーディーな開発ができたという。
「AWSのインフラ構築を任せたことで、当社はサイト構築に注力できます。これによってリソースの効率化はもちろん、メンバーが作業に集中できる環境ができました」(光谷氏)
BBTowerについて加藤氏は「ヒアリングシートの記載に抜けや漏れがあったとしてもすぐに指摘、確認してカバーしてくれるので、安心して付き合えるパートナーです」と述べる。ヒアリングシートにどれほど丁寧に記載したとしても、細かい仕様のすべてを表現できるわけではない。曖昧なところ、記載の抜けや漏れがあった場合に、BBTowerはすぐに電話やメールで連絡を取って確認し、AWSの設定に反映してくれたという。
「こういうことをしたいと伝えるだけで、BBTowerはこちらの意図をくみ取って、最適な提案をしてくれました」(加藤氏)
AWSの選定理由を加藤氏は、「AWSは、柔軟性、可用性に富んでいるのが利点です。あとから構成を変えたり、増やしたり減らしたりすることも可能です。今回のように、たくさんのサイトをリプレースしたり、増やしていくようなプロジェクトにはAWSは最適と考えました」と語る。
パートナーとしてキャロルシステムブロードバンドタワーを選んだ理由として、システムインテグレーション事業部 セクションリーダーの光谷康佑氏は、「サイト数が膨大なため、構築作業に手間と時間がかかることが予想されました。キャロルシステムとしてはHeartCoreでのサイト構築作業に集中したいので、AWSに関してはインフラ構築から運用、監視までお任せできるベンダーと組んで、案件を進めたいと考えたのです」と説明する。
両社の協力体制について、システムインテグレーション事業部 メンバーの福島雄太氏は、「BBTowerが用意してくれたヒアリングシートに必要な項目を記入して渡すだけで、用途、目的にあったインフラをスムーズに構築してくれました」と語る。 もし自社だけでインフラの設計、構築を手掛けていたとしたら、一つのサイトを作るたびに、「AWSでのインフラ構築を終え次第、サイト構築に移る」という形で、膨大な数のサイトを順番に処理していくことになっていただろう。
そこを「BBTowerがインフラを構築したら、すぐにキャロルシステムがサイト構築に移る」というサイクルで、インフラとHeartCoreの工程をうまく引き継ぎながら、並行して進める形でスケジュールを立てたことで、無駄な時間を発生させず、スピーディーな開発ができたという。
「AWSのインフラ構築を任せたことで、当社はサイト構築に注力できます。これによってリソースの効率化はもちろん、メンバーが作業に集中できる環境ができました」(光谷氏)
BBTowerについて加藤氏は「ヒアリングシートの記載に抜けや漏れがあったとしてもすぐに指摘、確認してカバーしてくれるので、安心して付き合えるパートナーです」と述べる。ヒアリングシートにどれほど丁寧に記載したとしても、細かい仕様のすべてを表現できるわけではない。曖昧なところ、記載の抜けや漏れがあった場合に、BBTowerはすぐに電話やメールで連絡を取って確認し、AWSの設定に反映してくれたという。
「こういうことをしたいと伝えるだけで、BBTowerはこちらの意図をくみ取って、最適な提案をしてくれました」(加藤氏)
膨大なコーポレートサイトを一元管理することによって、ビジネスのスピードアップを期待
今回のプロジェクトにより、100を超えるサイトをHeartCoreというワンプラットフォームにリプレースしたことで、一元管理が可能となった。以前は、サイトごとに異なるシステム、異なるベンダーがあり、問い合わせの窓口もそれぞれに存在し、サイトごとに運用ルールも異なっていたという。
そのため「サイトのデザインを一新したい」「新しいビジネスのためのコンテンツを作りたい」という場合でも、それぞれのサイトごとに担当するベンダーに連絡を取り、コンテンツを用意していくで、手間も時間もかかっていた。
「一元管理のメリットは、単にワンシステムで管理できるというだけでなく、すべてのサイトに対して一つの問い合わせ窓口、統一したルールで運用できるようになったということも含みます。サイトに問題が発見された場合でも、一つのCMSに統一したことでまとめて対応しやすくなりました」(光谷氏)
そのうえで、佐藤氏はコストの削減や負担の軽減を「HeartCoreとAWSの組み合わせによって、サーバー数も減らせますし、いくつものシステムを併用するよりもコストが抑えられます。また、サイト管理の負担が軽減できるぶん、ビジネスのスピードアップにも貢献できるはずです」と評価した。
そのため「サイトのデザインを一新したい」「新しいビジネスのためのコンテンツを作りたい」という場合でも、それぞれのサイトごとに担当するベンダーに連絡を取り、コンテンツを用意していくで、手間も時間もかかっていた。
「一元管理のメリットは、単にワンシステムで管理できるというだけでなく、すべてのサイトに対して一つの問い合わせ窓口、統一したルールで運用できるようになったということも含みます。サイトに問題が発見された場合でも、一つのCMSに統一したことでまとめて対応しやすくなりました」(光谷氏)
そのうえで、佐藤氏はコストの削減や負担の軽減を「HeartCoreとAWSの組み合わせによって、サーバー数も減らせますし、いくつものシステムを併用するよりもコストが抑えられます。また、サイト管理の負担が軽減できるぶん、ビジネスのスピードアップにも貢献できるはずです」と評価した。
24/365体制の運用サービスで、サイトの安定性、信頼性も向上
運用保守の面でもメリットがあったと光谷氏は語る。このプロジェクトでは、監視サービスとしてBBTowerの「MonitoringServicePlus」、マルウェア対策としてウィズセキュアの「WithSecure」も導入、利用している。それらを24時間365日体制で運用しているのがBBTowerだ。その体制について加藤氏は「監視サービスもマルウェア対策も、なにか問題が発生すれば一斉通知で関係者に連絡が届きますので、安心です」と評価する。
「現在、キャロルシステムとしては、24時間365日体制の保守サービスを行っておりませんが、ほかのお客様からも『対応してほしい』という声をいただくこともあります。BBTowerなら、24/365でのオペレータ対応も任せられるので、新たなビジネスの広がりを感じています」(光谷氏)
もし自社単体で24/365の保守運用サービスを提供しようとするならば、夜間の人員手配だけでなく、担当者の教育、スキルアップから取り掛からなくてはいけない。それを考慮すると、すべてを任せられるBBTowerと組むメリットは大きい。 これからの展望として光谷氏は、「今後もキャロルシステムの専門性をさらに高めていきたい」と語った。
「インフラの基盤の構築には、最新のシステム、サービスを理解する知見が求められます。そのような部分はBBTowerにお任せし、私たちはサーバーの中身やOS、ミドルウェアの設定などに注力していくことで、キャロルシステムの専門性、独自性を高めていきたい。今後もBBTowerと知見を共有し合うことで、ともに成長していければと期待しています」(光谷氏)
「現在、キャロルシステムとしては、24時間365日体制の保守サービスを行っておりませんが、ほかのお客様からも『対応してほしい』という声をいただくこともあります。BBTowerなら、24/365でのオペレータ対応も任せられるので、新たなビジネスの広がりを感じています」(光谷氏)
もし自社単体で24/365の保守運用サービスを提供しようとするならば、夜間の人員手配だけでなく、担当者の教育、スキルアップから取り掛からなくてはいけない。それを考慮すると、すべてを任せられるBBTowerと組むメリットは大きい。 これからの展望として光谷氏は、「今後もキャロルシステムの専門性をさらに高めていきたい」と語った。
「インフラの基盤の構築には、最新のシステム、サービスを理解する知見が求められます。そのような部分はBBTowerにお任せし、私たちはサーバーの中身やOS、ミドルウェアの設定などに注力していくことで、キャロルシステムの専門性、独自性を高めていきたい。今後もBBTowerと知見を共有し合うことで、ともに成長していければと期待しています」(光谷氏)
- 企業名
- キャロルシステム株式会社
https://www.carol.co.jp/
- 設立
- 1991年2月
- 所在地
- 東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル10階
- 事業内容
Webサイト企画・構築
業務システム開発
エンジニアリングサポート