渡辺 克也

前総務省総務審議官

株式会社インターネット総合研究所顧問

ご紹介いただきました、インターネット総合研究所の渡辺でございます。お祝いで出させてもらったのはちょっとご縁があって、インターネット総合研究所、昨年からいさせていただいておりますが、ブロードバンドタワーはIRIのグループ会社でございますので、そういった意味ではむしろお祝いというよりかは、ここにいらっしゃる方々にほんとに20年間お世話いただいたこと、深く感謝したいと思います。ほんとうにありがとうございました。ブロードバンドということでちょっと思いますと、日本のブロードバンド社会というのは、これは評価いろいろあると思いますが、世界的に見ても一番というといろいろたたかれるかもしれませんけども、そこそこのブロードバンド環境にあるんじゃないかなと思います。このブロードバンド社会、誰がつくったのかというと、たぶん今日ここにいらっしゃる方々がみんなで一緒になってつくったんじゃないかなというふうに思います。例えば、4Gとか5Gの新しいライセンスを与え、あるいは光ファイバーを各家庭まで引いて、地下街とかトンネルの中もちゃんとモバイルでつながるような世界をつくり、インフラだけではなくてさらには金融分野では、FinTechとか、いろんなサービスがどんどん広がっていく。そういったかたちでほんとに皆さま方のお力添えでこういう社会ができてきたんじゃないかなと。ブロードバンドを進めるというのは、道に例えてみれば、道が広がることですので、混雑していた道が楽々に車の運転ができる環境になるというのが普通なんですが、皆さま方は、違います。これまで小型車しか走っていなかった高速道路を広げると、なぜか大型車両が走る道路に変わるんです。そういったかたちで、どんどんやればやるほど、このブロードバンドのスペックがどんどん上がっていく、こんな社会になりました。皆さん方のチームっていうのはある特徴がありまして、このブロードバンド社会をつくるんだって目指すと、もう何も考えずに突き進んでつくっていく、決して裏切り者は許されません。例えば、4Gとか5Gとか気にしなくていいんじゃないかと言うとですね、ここにいらっしゃる方々に羽交い締めにされて、何で導入しないんだ、そんなかたちであります。特にこの集団から抜けだそうなんつったら間違いなく、あしたこの世界には、いません。まさにここにいらっしゃる方々はマフィアと一緒でございます。まさにブロードバンドマフィアの集まりが今日の集まりじゃないかなと。したがって、今日いらっしゃる方々はいつまでたってもブロードバンドの仲間でございますので、決して裏切ることは許されません。とことんまでブロードバンドの世界を突き詰めて、4G、5G、次のBeyond 5G、そういった社会に向けまして、私も皆さまの端っこの一員として、一緒に汗を流させていただきたいと思います。これからのブロードバンド社会の一層の飛躍と、皆さま方の固い固い、まさにブロードバンドマフィアの強い結束を祈念いたしまして、お祝いとお礼のごあいさつとします。本当にどうもありがとうございました。

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